外壁塗装は艶あり・艶なしどっちがいい?違いと選び方を解説
- 筆者(服部)
- リフォームコラム
導入文|艶ありと艶なし、どちらを選ぶべき?
「外壁塗装は艶ありと艶なし、どちらを選べばいいの?」
「艶ありの方が長持ちするって聞いたけど、本当?」
外壁塗装を検討するとき、塗料の色だけでなく、艶の有無で迷う方も少なくありません。
艶ありと艶なしでは、住宅の印象が変わるだけでなく、塗料の種類によって汚れにくさや耐候性などにも違いがあります。
この記事では、それぞれのメリット・デメリットを比較し、後悔しない艶の選び方を外壁塗装の専門業者が解説します。
艶あり・艶なしで迷うのはなぜ?
外壁塗装の打ち合わせでは、塗料の色が決まったあとに「艶はどうしますか?」と確認されることがあります。
例えば、同じグレーの塗料でも、艶ありなら光を反射して明るく見えやすく、艶なしなら落ち着いた印象に仕上がります。
ところが、小さな色見本だけでは、実際の外壁に塗ったときの印象を想像しにくいものです。
さらに、「艶ありの方が汚れにくい」「艶なしの方が高級感がある」といった説明を聞くと、どちらが自宅に合っているのか判断が難しくなることもあります。
こうした迷いを減らすためには、見た目だけでなく、塗料の種類や性能、周囲の住宅との調和まで含めて比較することが重要です。
艶あり・艶なしで後悔しないための3つの選び方
艶ありと艶なしで迷った場合は、次の3つのポイントを順番に確認すると、ご自宅に合った塗料を選びやすくなります。
1.希望する外観を明確にする
光沢のある明るい仕上がりを希望するのか、艶を抑えた落ち着いた外観を希望するのかを整理します。
2.塗料の性能を比較する
艶の違いだけでなく、使用する塗料の耐候性・低汚染性・メーカーが示す性能を確認します。同じ塗料でも艶の種類によって仕様が異なる場合があるため、製品ごとの比較が重要です。
3.実際の仕上がりを確認する
色見本や施工写真を参考にしながら、住宅全体の印象を確認します。可能であれば大きめの塗板見本を屋外の自然光で確認すると、完成後のイメージをつかみやすくなります。
これらを踏まえ、塗装会社に希望を伝えて相談することで、見た目と性能の両方を考慮した塗料選びにつながります。
艶あり・艶なしの違いを比較
| 比較項目 | 艶あり | 艶なし |
|---|---|---|
| 光沢 | 強い | 少ない |
| 外観 | 明るく華やか | 落ち着いた印象 |
| 光の反射 | 目立ちやすい | 抑えられる |
| 汚れにくさ | 表面が比較的平滑で、汚れが付着しにくい傾向 | 表面の微細な凹凸によって汚れが付着しやすい場合がある |
| 耐候性 | 同一系統の塗料では有利になる場合がある | 艶消し剤の種類や配合によって性能が変わる |
| 向いている好み | 光沢を楽しみたい | 自然な質感を重視 |
例えば、こんな住宅には?
新しく塗り替えた印象を強調したい住宅では、艶ありが候補になります。
一方、落ち着いた外観やマットな質感を求める住宅では、艶なしが候補になります。
ただし、艶の印象は外壁材の凹凸や色によっても変わります。また、塗料によって選択できる艶の種類が異なるため、実際の製品仕様を確認しましょう。
比較表で大まかな違いを把握したうえで、塗板見本や専門業者の説明を参考にすると、より納得して選びやすくなります。
艶あり・艶なしのよくある疑問
Q.艶ありと艶なしでは、どちらが長持ちしますか?
一般的に、同じ塗料をベースに艶を調整する場合、艶ありの方が耐候性や汚れにくさの面で有利になることがあります。
その理由の一つが、塗膜表面の平滑性です。
艶あり塗料は表面が比較的滑らかに仕上がるため、ホコリや汚れが付着しにくく、美観を維持しやすい傾向があります。
一方、一般的な艶消し塗料では、艶消し剤によって塗膜表面に微細な凹凸を作り、光を拡散させることで光沢を抑えています。
この凹凸によって汚れが付着しやすくなる場合があるほか、艶消し剤の種類や配合量によって塗膜の物性や耐候性に影響が生じることもあります。
ただし、艶があるからといって紫外線を必ず多く反射するわけではありません。紫外線に対する耐久性は、樹脂や顔料、添加剤などの塗料設計にも左右されます。
また、近年は艶なしでも高い耐候性や低汚染性を備えた塗料が開発されています。
耐久性や汚れにくさを優先する場合、艶ありは有力な選択肢ですが、最終的には使用する塗料の製品仕様を比較することが重要です。
Q.艶なしの塗料は汚れやすいですか?
艶を抑えた塗膜は、製品によって汚れが付着しやすくなる場合があります。ただし、低汚染性に配慮した艶消し塗料もあるため、艶の有無だけでは判断できません。
Q.艶ありはピカピカしすぎませんか?
光沢の感じ方は、色や外壁の凹凸、日光の当たり方によって変わります。艶を少し抑えた3分艶・5分艶などを選べる製品もあります。
Q.艶なしは高級感が出ますか?
艶なしは落ち着いた印象を演出しやすく、住宅のデザインによっては上品な仕上がりになります。ただし、好みや外壁材との組み合わせによって印象は異なります。
Q.結局、どちらを選べばいいですか?
外観の好み、塗料の性能、実際の仕上がりを確認して選ぶことが大切です。判断に迷う場合は、塗装会社に塗板見本や製品仕様の説明を依頼するとよいでしょう。
まとめ|艶あり・艶なしは見た目と性能の両方で判断することが大切
外壁塗装の艶あり・艶なしは、どちらか一方が必ず優れているわけではありません。
艶ありは光沢のある明るい外観、艶なしは落ち着いた自然な外観に仕上がりやすいという特徴があります。
一方、耐候性や汚れにくさは、艶の有無だけでなく、塗料の種類や製品仕様によっても異なります。
そのため、艶を選ぶ際には、①希望する外観、②塗料の性能、③実際の仕上がりの3つを確認することが重要です。
また、外壁材や劣化状況によって適した塗装仕様も変わるため、専門業者による現地確認も判断材料になります。
外壁塗装をご検討中で、艶の選び方や塗料の違いに迷っている方は、まずは無料点検・見積もりをご相談ください。
ご自宅の外壁の状態とご希望を踏まえ、見た目と性能の両面から塗装方法をご提案します。




