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耐用年数でみる屋根塗装

  • リフォームコラム

屋根塗装には定期的な塗替えが必要なことをご存じでしょうか。

家を雨や風から守る大事な屋根、実は屋根塗装の塗り替えを定期的に行わないと屋根自体が劣化してしまうのです。

普段見えない部分だからこそ、知らず知らずのうちに屋根塗装が劣化し、家が傷つき始めているかもしれません。屋根よりも塗料の耐用年数の方が短く、定期的な塗り替えを行う必要があります。

また、屋根塗装に用いられる塗料にはいくつか種類があり、それぞれ耐用年数(寿命)が異なります。

こちらのページでは、屋根塗装に用いられる塗料ごとの特徴や耐用年数の違いについてご紹介します。また、耐用年数やコスト面から考えるおすすめの塗料の選び方についてもご紹介していきます。


屋根塗装はなぜ必要?

屋根塗装はなぜ必要?

屋根は使用している屋根材ごとに耐用年数は異なりますが、一般的に約20~50年程度もつと言われています。

しかし、屋根塗装の寿命は5~15年、塗料ごとの違いはあれど屋根材自体の耐用年数よりも短いのです。

また、外壁塗装と屋根塗装で同じ塗料を用いたとしても、屋根塗装の方が劣化が激しく耐用年数が短くなってしまうことがほとんどです。

屋根塗装が劣化したまま放置してしまうと屋根自体の寿命を縮めることにも繋がります。

屋根を守るために、定期的な塗り替えが必要です。

屋根塗装が必要なサイン

専門業者に依頼する前にも、簡単にご自分の目で屋根塗装の状態を確かめる方法があります。

外から屋根を双眼鏡で見ることや、1階部分の屋根を2階から覗くことといった方法です。

屋根の状態を確認した際に、もし以下のサインが見られたら屋根塗装の塗り替えを検討しましょう。

カビ・コケ・サビの発生

屋根塗装の機能である撥水効果が失われ、屋根が水分を含んでしまうことで発生するものです。

塗装の機能が失われているため早急な塗り替えが必要となります。

この状態のまま放置してしまうと、住宅内部の雨漏りにつながる恐れがあります。

また腐食状態によっては、屋根下地の補修工事を行う必要が出る場合もあります。

カビ・コケ・サビの発生

屋根の反り

こちらも撥水機能が失われたことにより発生した現象です。

屋根材が水分を含んだまま温度変化が起こり、吸水と乾燥を繰り返すことで徐々に反っていってしまいます

反りがひどい場合は屋根の葺き替えを行う必要も出てくるため、早期の発見を心がけましょう。

屋根の反り

ヒビ・ワレの発生

飛来物によって傷がついたか、塗膜の劣化により屋根材の成分が溶け出した可能性が考えられます。

ひび割れ部分より雨水が浸入する恐れや、瓦の滑落の恐れがあります

屋根の葺き替え、または塗り替えの必要があるため、専門業者に相談しましょう。

ヒビ・ワレの発生


屋根塗装の耐用年数は塗料選びで決まる!

ここでは、屋根塗装に用いられる塗料を種類ごとにまとめてご紹介します。

費用相場や耐用年数など、それぞれの塗料にどのような特徴があるのかを理解し、自分の住まいに適したものを選びましょう。

ウレタン樹脂系塗料

価格(㎡) 1,500~2,500円程度
耐用年数 6~10年程度
メリット 防汚性に優れ、価格も低め。
デメリット 耐用年数が短く、価格差の縮んできたシリコン塗料に性能が劣るため、近年ではあまり使用されていない。

シリコン樹脂系塗料

価格(㎡) 2,300~3,500円程度
耐用年数 10~15年程度
メリット 耐熱性、耐水性、耐候性(酸性雨や風に強い)に優れている。価格もあまり高くないため、現在最も使用されている塗料。
デメリット フッ素塗料などに比べると耐用年数が短い。

フッ素樹脂系塗料

価格(㎡) 3,500~5,000円程度
耐用年数 15~20年程度
メリット 耐用年数が長めであり、耐水性、耐熱性、防汚性、防カビ性に優れる。
デメリット シリコン塗料などに比べると価格が高く、屋根全体に塗布するには予算を大きく見積もる必要がある。



ウレタン系の塗料は耐用年数が短く耐久性もそこまで優れていないため、現在の屋根塗装ではあまり用いられていません

しかし、現在の家にあまり長く住む予定の無い方には、費用を抑えて施工できるという面から適した塗料であるかもしれません。

現在最も用いられているシリコン系塗料は、耐用年数と費用の面のバランスが取れた塗料です。

現時点でのコストパフォーマンスを重視する方や、定期的な塗り替えやメンテナンスを検討している方に適した塗料です。

フッ素系塗料は耐用年数が長いため、1回の塗り替えで塗装を長持ちさせることが可能です。耐久性にも優れているため、長期的に見てランニングコストが良い塗料です。

屋根材ごとの耐用年数の違い

屋根材ごとの耐用年数の違い

ここでは、住宅に用いられることの多い代表的な屋根材をご紹介します。

自分の家の屋根材にどのような特徴があるのかを理解し、劣化の早期発見・屋根塗装塗り替えに繋げましょう。

スレート瓦

耐用年数 20~25年程度
屋根塗装の塗り替え目安 5~7年程度
特徴 セメントと繊維材料を混ぜて生成。軽めの瓦であり、施工しやすい。
特徴的な劣化サイン 瓦のひび割れやズレ、カビ・コケの発生

セメント瓦

耐用年数 30~40年程度
屋根塗装の塗り替え目安 7~8年程度
特徴 セメントと川砂を混ぜて生成。軽量で災害に強く、色のバリエーションや均一性に優れる。
特徴的な劣化サイン 瓦のひび割れやズレ、カビ・コケの発生

金属屋根

耐用年数 30~50年程度
屋根塗装の塗り替え目安 7~10年程度
特徴 鉄・銅・アルミニウム・ステンレスなどの素材がある。軽量で丈夫、加工性や撥水性に優れる。
特徴的な劣化サイン サビ、釘抜け・浮き、繋ぎ目のはずれ



屋根塗装の塗り替え目安は、風雨や紫外線の影響により前後することがあります。

定期的に屋根の点検を行うように心がけ、長く家を守りましょう。

屋根塗装 耐用年数解説のまとめ

屋根材と屋根塗装の耐用年数の関係上、屋根塗装の寿命というものは必ず1度は訪れるものです。

定期的に屋根塗装を塗り替えることを意識することが長期的に家を守ることへとつながります。

ここまでに紹介してきた塗料を自分の住まいの状況と照らし合わせ、賢い塗料選びを行いましょう。

現在の屋根の状況を詳しく知り、専門業者にどの塗料を使用するのが良いか相談するのも一手です。

屋根塗装 耐用年数解説のまとめ

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