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外壁と屋根の塗装は セットでリフォームするのが効率的

  • リフォームコラム
外壁と屋根の塗装はセットで行うのが効率的

戸建て住宅を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。

特に外壁や屋根は、常に雨風や紫外線にさらされているため、住まいの中でも最も傷みやすい箇所と言えます。

適切なタイミングで塗装を行うと、建物の美観を保つだけでなく、構造体の劣化を防ぐことができます。

住宅の塗装を検討する際、費用面や手間の面で悩まれる方も少なくありません。

実は、外壁と屋根の塗装を別々に行うよりも、セットで計画する方が多くのメリットがあります

こちらのコラムでは、後悔しないためのメンテナンスのポイントを詳しく解説します。

外壁と屋根は同時に施工可能

住宅のリノベーションにおいて、外壁の塗り替えと屋根の補修を別々の時期に検討されるケースが見受けられます。

しかし、実際にはこれらを同時に施工することが可能です。

むしろ、住宅の健康寿命を延ばすという観点では、セットでの実施が合理的であると考えられます。

外周の工事を一括で行うことで、生活への影響を最小限に抑えつつ、住まい全体のリフレッシュが可能となります。

そもそも塗装はどうして必要?



建物に塗料を塗る最大の目的は、美観の維持だけではありません。塗装の本来の役割は建物の保護にあります。

日本の住宅の多くに使用されているサイディングボードやスレート材などは、それ自体に高い防水性があるわけではありません

表面に施された塗膜が、雨水の侵入を防ぐバリアのような役割を果たしています。



塗膜が劣化し、防水機能が低下すると、建材そのものが水分を吸収しやすくなります

水分を含んだ建材は、冬場の凍結融解や夏場の乾燥によって反りやひび割れを起こしやすくなり、結果として構造体の腐食や雨漏りを引き起こす要因となります。

したがって、保護機能を維持し続けるために、定期的な塗り替えが必要となります。

また、近年の塗料には遮熱機能や低汚染機能など、付加価値の高いものが多く存在します。

これらを選択することで、室内の温度上昇を抑制したり、汚れがつきにくい状態を長く維持したりすることが可能になり、住まいの快適性を向上させることにもつながります。

同時施工が出来る理由



外壁と屋根の工事を同時に行える大きな理由は、どちらの工事においても足場の設置が必要になるためです。

住宅の塗装工事において、職人の安全を確保し、丁寧な作業を行うためには、しっかりとした足場の組み立てが欠かせません

一度足場を組んでしまえば、家の周囲から屋根の上まで安全に移動できる動線が確保されます。



この期間中に両方の作業を並行して進めることで、施工期間を圧縮し、効率よく作業を完了させることができます。

業者側の視点で見ても、資材の運搬や現場管理を一括で行えるため、工程の調整がスムーズに進むという背景があります。

外壁と屋根を別々に塗装するとどうなる?



もし時期をずらして個別に依頼した場合、最大のデメリットとなるのが足場代の重複です。

一般的な規模の戸建て住宅であれば、足場の設置・解体費用には数十万円のコストがかかります。

分けて工事を行うと、その都度この足場代が発生することになり、長期的な維持費としては割高になってしまう傾向があります。

また、工事のたびに近隣への挨拶や工事車両の出入り、騒音、養生による窓の開閉制限などが発生します。

施主様にとっても、工事期間が複数回にわたることは精神的な負担となる場合があります。

建物の劣化状況に極端な差がないのであれば、窓口を一本化して一度に済ませる方が、トータルコストと手間を抑える有効な手段と言えます。

塗装の目安はいつ頃?



適切なメンテナンス時期を見極めることは、住まいの資産価値を守るために不可欠です。

しかし、多くの一般消費者の方にとって、「まだ大丈夫だろう」という判断は非常に難しいものです。

劣化が目に見える形で現れる前に、計画的な点検を行うことが、将来的な大規模改修を防ぐ鍵となります。

築何年で塗装した方が良い?

一般的に、新築から、あるいは前回の塗装から10年前後が目安とされています。

ただし、これはあくまで目安であり、使用されている建材の種類や地域の気候、立地条件によって大きく前後します。

例えば、日当たりの強い場所や湿気がこもりやすい場所、海に近い塩害地域などでは、通常よりも劣化の進行が早まることが想定されます。



屋根に関しては、外壁よりもさらに過酷な環境に置かれています。

直射日光による熱や紫外線の影響を直接受けるため、見た目以上に劣化が進んでいるケースも少なくありません。

築10年を経過したタイミングで、一度専門家による診断を受け、建物の状態を客観的に把握することが望ましいでしょう。

近年は、耐用年数が15年から20年と非常に長い高耐久塗料も普及しています。

前回の工事でどのような塗料が使われたかを把握しておくことも、次のメンテナンス時期を予測する上で重要な情報となります。

劣化のサインを確認しましょう



ご自身でチェックできる劣化のサインがいくつかあります。

まず、外壁を指で触った際に、白い粉のようなものが付着するチョーキング現象は、塗膜の樹脂が分解されている証拠であり、塗り替えを検討する代表的なサインです。

また、小さなひび割れ(ヘアクラック)や、コケ・カビの発生、塗膜の浮きや剥がれが見られる場合も注意が必要です。



屋根については、地上から目視できる範囲で、色あせや反り、ズレなどがないか確認してください。

ただし、屋根に登っての確認は転落の危険が伴うため、決してご自身で行わないようにしてください。

高所の確認はドローン診断や高所カメラを用いた点検を行っている専門業者に依頼することが安全です。

これらのサインを放置しておくと、建材の深部までダメージが及び、単なる塗り替えだけでは済まない大掛かりな補修が必要になることがあります

早めに対処することで、結果的にメンテナンスコストを低く抑えることが可能になります

外壁・屋根塗装を成功させるポイント

満足度の高い塗装を実現するためには、色選びや塗料の性能、そして業者選びという3つのポイントをバランスよく検討する必要があります。

塗料選びの考え方



塗料には、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機など様々なグレードがあります。

現在はコストパフォーマンスと耐久性のバランスが良いラジカル制御形シリコン塗料が主流となっています。

将来的に何年この家に住み続けるか、次のメンテナンスをいつにするかといったライフプランに合わせて選択することが重要です。



例えば、あと10年ほどで住み替えや建て替えを検討している場合は、過剰な高耐久塗料を選ぶ必要はないかもしれません。

一方で、長く住み続ける予定であれば、初期費用は多少高くても、塗り替え回数を減らせる高耐久なフッ素や無機塗料を選ぶ方が、生涯コストで見れば安価になることがあります。

色選びで後悔しないために



色の決定は最も楽しい工程の一つですが、トラブルが起きやすい工程でもあります。

小さな色見本帳だけで判断すると、実際に壁全体に塗った際に「思っていた色より明るすぎる(または暗すぎる)」と感じる面積効果という現象が起こります

対策として、できるだけ大きな板状の見本(塗り板)を用意してもらい、外の太陽光の下で確認することが大切です。

また、カラーシミュレーションを活用して、家全体のバランスや近隣の家並みとの調和を確認することも有効です。

サッシの色や玄関ドアの色、基礎の石材など、塗り替えない部分との相性を考慮すると、まとまりのある仕上がりになります。

信頼できる業者を見極める



塗装工事の品質は、職人の腕と管理体制に大きく左右されます。

見積書に「塗装一式」としか書かれていない場合は注意が必要です。

どのような種類の塗料を何缶使用するのか、下地調整にどのような作業を含むのかが明記されているかを確認してください。

また、保証内容についても詳細を確認しておくことが望ましいです。

塗膜の剥がれなどに対して、何年間の保証が付くのか、定期的な点検はあるのかといったアフターサポートが充実している業者であれば、施工後も安心して過ごすことができます。

複数の業者から見積もりを取り、説明の丁寧さや誠実さを比較検討することが、納得のいく塗装への第一歩となります。



外壁と屋根の塗装は住まいを長持ちさせるためのリフォームです。

外壁と屋根のセットで行うことで、足場代の節約や工期の短縮といった経済的・時間的なメリットだけでなく、住まい全体の耐久性を一気に高めることにもつながります。

DIYでの安易な補修は、場合によっては症状を悪化させたり、後に専門業者が補修する際の手間を増やしたりすることもあるため、基本的には推奨されません。

外壁のらいとは、外壁・屋根塗装のセットでのご依頼もお受けしております。

お住まいの状況に合った塗装プランをご提案いたしますので、外壁・屋根の色褪せや苔などの汚れ、メンテナンスについてお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください